ステップメールの作り方|講座・個別相談につなぐ4通の例文と設計手順

ステップメールを始めたいのに、何を何通送るかで止まっていませんか?

作り方の出発点は「誰に、どの申込を検討してほしいか」を決めることです。読者の疑問を並べ、1通ごとに答える内容と次の行動を割り当てましょう。

この記事では、講座や個別相談を提供する講師向けに、書き込んで使える設計表と、件名・本文まで分かる4通のシナリオ例を紹介します。

こんな方に

  • メール配信を希望する読者はいるが、登録後に送る内容が決まらない方
  • 講座や相談の案内ばかりになり、読み物とのつなぎ方に迷う方
  • 定期メルマガと、順番に読んでもらうメールの役割を分けたい方

情報確認日:2026年10月17日

目次

ステップメールは、メルマガや開催前リマインドとどう違う?

ステップメールは、読者登録などを起点に、用意したメールを決めた順番とタイミングで自動配信する手法です。内容と順番を組み立てた設計図を「シナリオ」と呼びます。(参考:シャノンのステップメール解説)

使い分けは「相手はいま何を知りたいか」で考えると明確になります。この記事では、配信を希望して登録し、まだ講座や相談に申し込んでいない人を対象にします。

メールの種類起点・内容の考え方講師が使う場面
ステップメール読者ごとの登録などを起点に、疑問を解く順番で届ける撮り方の読み物を届け、講座を検討する材料を伝える
定期メルマガ発行日ごとに、そのときの話題を届ける今月の撮影テーマや、新しい開催日程を知らせる
開催前リマインド申込済みの参加者に、開催日に合わせて知らせる日時・会場・持ち物を再案内する

開催連絡を作りたい方は、開催前のリマインドを設定する方法とセミナーのリマインドメール例文を使ってください。参加後の単発連絡には、セミナー参加後のお礼メール例文を用意しています。

1.シナリオは、誰に何を案内するかから決める

まず、1つのシナリオで扱う読者と案内先をそれぞれ1つに絞りましょう。講座と個別相談を両方並べる前に、読者の悩みが共通か、個別の事情によって変わるかを考えます。

読者の状態案内先の選び方伝える内容
同じ基礎を順に学びたい共通のカリキュラムがある講座対象者、学ぶ内容、練習方法、参加条件
自分の状況に合う方法を知りたい個別の課題を扱う相談相談できる範囲、事前準備、相談後に整理できること

例:スマートフォン写真の基礎を知りたい読者には、構図などを共通の手順で練習する講座が候補です。自分の商品写真を見て改善点を相談したい読者には、写真を持ち込める個別相談が候補になります。

次の1文を埋めると、各通に必要な内容を選びやすくなります。

「[配信を希望した読者の状況]の人が、[自分で試せること]を試し、[残る疑問]を整理して、[講座名または相談名]への申込を検討できるようにする。」

例:「写真の読み物を希望した初心者が、主役を決める撮り方を試し、独習で迷う点を整理して、基礎講座への参加を検討できるようにする。」

2.各通に何を書く?疑問から埋める設計表

各通は「読者の疑問→答える内容→次の行動」の順で埋めます。売りたい内容から書き始めず、読者が申込を判断するために足りない情報を洗い出しましょう。

下の表をコピーして使ってください。まず内容を埋め、最後に件名と時期を決めると、似たメールを重ねずに整理できます。

通・役割疑問/答える内容・資料次の行動/件名・時期
1通目:最初の一歩疑問:[何から始める?]
答え:[すぐ試せること]
資料:[登録時に約束した読み物など]
行動:[試すことを1つ]
件名:[読むと分かること]
時期:[登録からの経過日]
2通目:つまずきを解く疑問:[試して迷うのは?]
答え:[見直すポイント1つ]
資料:[説明文・比較例など]
行動:[確認・練習すること]
件名:[扱うつまずき]
時期:[前便からの間隔]
3通目:学び方を選ぶ疑問:[独習と受講の違いは?]
答え:[自分でできる範囲と支援内容]
資料:[実際のカリキュラムなど]
行動:[残る疑問を整理する]
件名:[支援で扱うこと]
時期:[前便からの間隔]
4通目:申込を判断する疑問:[自分に合う?条件は?]
答え:[対象・内容・日時・料金・条件]
資料:[案内先の最新情報]
行動:[選んだ申込先を読む]
件名:[講座名または相談名と対象]
時期:[前便からの間隔]
4通は書き始めるための設計例です。必要な疑問が少なければ統合し、答えが長ければ分けます。

「次の行動」は、すべて申込でなくて構いません。前半は小さな練習や振り返りを置き、最後に、支援内容を理解したうえで申込先を読める流れにします。

設計表をもとに配信の準備を進めるときは、ステップメールと申込受付に使える機能や費用を確認しましょう。
機能・料金を確認する

3.講座につなぐ4通のシナリオ例は?

ここでは架空の写真講座を例に、登録当日・2日後・5日後・7日後に送る4通を組み立てます。撮影を試す時間を取りながら、最後に講座を検討してもらう流れです。読者の生活に合わせて通数や間隔を調整してください。

写真講座につなぐ4通の流れ。1通目で主役を決めて撮り、2通目で撮り直して比較し、3通目で迷う点をメモし、4通目で講座の条件を読む。相談が目的なら後半を相談内容と予約案内に差し替える。
撮影を試し、迷う点を整理してから講座の条件を読む流れです。個別相談を案内する場合は、後半を相談内容と予約の案内に差し替えます。
通・時期の案読者の疑問/伝える要点件名の案/次の行動
1通目:登録当日何から試す?
登録時に約束した撮り方のヒントと、主役を1つ決める練習
件名:写真の主役を1つ決めてみましょう
行動:身近な物を撮り、主役を言葉にする
2通目:登録2日後
(前便から2日)
主役が伝わらないのはなぜ?
写真の端まで見て、気になる物を整理する練習
件名:写真の端に、気になる物はありませんか
行動:同じ物を撮り直して見比べる
3通目:登録5日後
(前便から3日)
独習と講座はどう違う?
自分で比較する練習と、講座で取り組む内容の違い
件名:独習で試すこと、講座で取り組むこと
行動:写真を見て、迷う点を1つメモする
4通目:登録7日後
(前便から2日)
この講座は自分に合う?
対象・内容・開催条件と、申込ページで確認できる情報
件名:写真の基礎講座|内容と参加条件のご案内
行動:基礎講座の申込ページを読む

1通目の本文例:登録時の期待に答える

最初のメールは、登録してまで読みたかったテーマから始めます。登録ページで「撮り方のヒント」を約束したなら、そのヒントを本文で届けましょう。

写真の読み物にご登録ありがとうございます。写真講師の[講師名]です。今回は「何を見せたいか」を決める練習をお届けします。

身近な物を1つ選び、撮る前に「この写真の主役は○○」と言葉にしてみてください。撮った後も、同じ物が主役に見えるかを見返しましょう。

今日は1枚撮って、主役をメモするところまでで大丈夫です。次のメールでは、写真の中の気になる物を見直します。

2通目の本文例:試した後の迷いを1つ扱う

2通目は、前の練習から一歩だけ進めます。専門知識を詰め込む代わりに、読者が見比べられる課題を置きましょう。

前回の写真を開き、画面の端を見てみてください。主役以外に、気になる物は写っていましたか。

今日は、その物が写らない位置を探して撮り直してみましょう。同じ主役のまま、立つ位置や向きを変えて比べてください。

撮り直した写真を前の1枚と並べ、どちらを見せたいか選んでみましょう。理由は「背景が気にならない」など、短い言葉で構いません。

3通目の本文例:独習と支援内容の違いを伝える

3通目では、読者が自分に必要な支援を考えられる材料を出します。「独習では無理」と不安をあおらず、自分で続けられる練習と、実際に提供する講座の内容を書き分けます。

主役や撮る位置を変え、写真を比べる練習は、ご自身でも続けられます。一方で「どこを変えるとよいか判断に迷う」という疑問もあると思います。

[基礎講座名]では、[実際の練習内容]に取り組み、[講師が実際に伝える内容]を扱います。講座で扱わないテーマは[対象外の内容]です。

いまの写真で迷う点を1つメモしてみてください。その疑問が講座内容に含まれるかが、受講を考える手がかりになります。

4通目の本文例:判断に必要な条件とリンクを示す

最後は、誰向けの講座かを先に書き、条件をまとめてから申込ページへ案内します。下の[ ]は、提供内容に合わせて書き換える欄です。料金・時間・日時を埋め、前便の説明ともそろえてください。

写真の基礎を共通の手順で練習したい方へ、[基礎講座名]をご案内します。対象は[対象者・必要な経験]です。

内容:[扱うテーマと練習]
日時・所要時間:[実際の開催日時・時間]
会場・参加方法:[実際の場所または参加方法]
料金:[実際の税込料金・追加費用の有無]
持ち物・参加条件:[実際に必要なもの・条件]

講座の詳細、申込方法、キャンセル条件は[基礎講座の申込ページURL]にまとめています。前回メモした疑問と照らし合わせて、参加を検討してください。

本文例の末尾には、実際の差出人名・連絡先と配信解除の案内も入れます。[ ]を残したまま送らないよう、配信前に全文を読み返しましょう。

個別相談を案内したいときは、どこを変える?

個別相談を選ぶのは、写真の用途や撮影環境など、読者ごとの事情を聞いて整理するサービスを案内するときです。前半の練習は使い、3通目と4通目を相談の内容に合わせて差し替えます。

3通目には「相談では[持参した写真・悩み]をもとに[整理すること]を扱います。事前に[準備するもの]をご用意ください」と書きます。講座との優劣ではなく、個別に扱う範囲を説明しましょう。

4通目の件名は「商品写真の個別相談|相談できる内容と予約方法」などにします。本文例は次のとおりです。

ご自身の商品写真について、撮影環境も含めて整理したい方へ、[個別相談名]をご案内します。

相談できること:[実際に扱う課題]
相談で扱わないこと:[対象外の内容]
所要時間・実施方法:[実際の時間・方法]
料金:[実際の税込料金・追加費用の有無]
準備するもの:[写真や相談したい内容など]

相談内容、予約できる日時、キャンセル条件は[個別相談の予約ページURL]でご確認ください。ご自身の課題に合う内容なら、希望する日時を選んでお申し込みください。

この場合、最後の案内先は個別相談の予約ページ1つにします。講座のリンクも並べて選んでもらう形にはせず、シナリオを作る段階で決めた目的にそろえます。

4.何通・何日おきに送り、リンクはどこに置く?

通数は答える疑問の数、間隔は読者が前の内容を試す時間から決めましょう。毎日送ることを先に決めるより、各通を読む理由が続くかを見ます。

  • 同じ疑問に答える短いメールが続くなら、1通にまとめる。
  • 1通で複数の練習を求めているなら、テーマごとに分ける。
  • 撮影や資料の準備が必要なら、次のメールまでに取り組める時間を置く。
  • 週末しか練習できない読者を想定するなら、例より間隔を広げる案も考える。

件名は、本文で答える問いや読んでできることを具体的に書きます。「大切なお知らせ」だけではなく、「写真の端に、気になる物はありませんか」のように内容が伝わる形にしましょう。

申込リンクは、対象と条件を説明した最後のメールで、案内文の直後に置きます。前半に読み物のリンクが必要なら、その通の疑問に答える資料に絞ります。すでに申込を考えている読者が多い場合は、条件を伝えるメールを前に移す案もあります。

5.配信前には、相手・内容・リンクの何を確認する?

配信前には、対象者と送る順番に加え、実際に届く文面とリンク先を確認します。設計表を見て、担当者が次の項目を確認できる状態にしましょう。

  • 相手:この内容のメール配信を希望した読者か。配信解除を希望した人が対象に入っていないか。
  • 順番・予定:各通が前便を前提にしすぎていないか。定期メルマガや開催連絡と同じ相手への予定が重なっていないか。
  • 本文:講師名や[ ]の置換欄が残っていないか。スマートフォンで読みやすく、画像なしでも要点が伝わるか。
  • 条件:料金・日時・内容・キャンセル条件が、申込ページの最新情報と一致しているか。
  • リンク:各通の案内先を実際に開けるか。講座と相談を取り違えていないか。
  • 対応:返信を誰が読むか。申込状況を照合し、すでに申し込んだ人へ募集案内を重ねないための担当と確認手順が決まっているか。

配信の同意を集める段階から整理したい方は、受信の同意を集める方法を参照してください。配信テストでは、自分が受信者として読み、件名から申込先まで一続きで確認しましょう。

配信後は、何を見てシナリオを直す?

配信後は、読者からの質問と申込状況を見て、疑問が残った場所を1つずつ直します。開封やクリックの記録を取得できる環境なら、それも補助に使えます。

起きていることまず確認すること修正する案
内容について同じ質問が届く何通目で答える予定だったかその通の冒頭に答えと具体例を加える
申込ページへの移動が少ない
(記録できる場合)
案内の意味が分かるか、リンクが開くか「詳しくはこちら」を、何を確認できるページか分かる文にする
申込ページを見た人から条件の質問が来るメールとページの内容が一致しているか対象者・参加条件・料金の説明をそろえる
申込後も募集案内が届いたと連絡が来る申込状況との照合手順に漏れがないか確認する担当とタイミングを見直す

直した内容と日付を設計表に残してください。件名・間隔・案内文を一度に変えると、どの変更が反応に関係したか考えにくくなります。まず、読者が実際につまずいた1点から直しましょう。

よくある質問

ステップメールは必ず4通にする必要がありますか?

必ず4通にする必要はありません。この記事の4通は、最初の実践から申込の判断までを書き分けるための例です。読者の疑問が少なければまとめ、説明や練習が長ければ分けてください。

定期メルマガと併用できますか?

役割を分けて併用できます。基礎から順に届ける内容をステップメール、最新日程などを定期メルマガに割り当て、同じ相手へ送る予定と内容をまとめて確認しましょう。

途中で申し込んだ人には、どう対応しますか?

申込済みの人には、募集よりも参加に必要な案内を優先します。申込状況を照合し、募集案内を重ねない運用にしたうえで、開催前の連絡へ切り替える手順を決めておきましょう。

ヨヤクーで、読者登録と申込受付を用意するには?

読者の疑問を順に解くシナリオを作りたい方は、まず設計表の「読者」と「最後の案内先」を埋めましょう。各通の次の行動が決まったら、登録の入口と申込先を用意します。

ヨヤクーでは、メール配信・ステップメールと、講座や個別相談の受付を用意しています。(機能案内:ヨヤクー)配信を希望する人の入口は「メルマガ登録」、日時が決まった講座は「イベント・セミナー」、空き日時を選ぶ個別相談は「カレンダー型」が合います。読者登録や申込に合うページの種類で、それぞれの用途を紹介しています。

有料機能は30日間無料で試せます。クレジットカード登録は不要で、30日後は自動でフリープランへ移り、自動課金はありません。作成した設計表を手元に、利用する機能とプランを選んでください。

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